1月28日の大引け後、ひろぎんHD(7337)が株主優待の改悪を発表しました。
優待銘柄の中でも人気が高く、注目度が高いだけあってSNSでも悲痛の声が多く聞かれ、早速PTSでも反応が出ています。
たった一つの発表で株価が大きく変わるほどの株主優待。
発表の内容なども合せて見ていきたいと思います。
どんな株主優待だった?
ひろぎんHDの株主優待は100株で2,500円相当の地元特産品のカタログギフトがもらえました。
【利回り】
1月28日時点 株価705円
・優待利回り3.54%
・配当利回り3.40%(年間24円)
⇒総合利回り6.95%
総合利回りでも6.95%と高水準にあり、投資額も10万円以下と手軽に投資出来たこともあり、人気優待としても度々取り上げられていました。
変更(改悪)の内容は?
変更後の内容
・100株以上~500株未満 500円のギフトカード
・500株以上~1,000株未満 1,000円分のギフトカード
・1,000株以上~5,000株未満 5,000円分のカタログギフト
・5,000株以上 15,000円相当のカタログギフト
変更前の内容
株価への反応が凄い!
改悪の発表を受けPTSでは早速株価に反応が出ています。
終値で705円だった株価も、現時点で-10.61%の630.2円(-74.8円)となっています。
【発行済株式数】312,370,921株
◆1月28日時点の時価総額:2,202億2,149万円
◆PTS株価での参考時価総額:1,968億5,615万円
◆時価総額の減少額:233億6,534万円
企業価値を図るうえで必要となる時価総額ですが、たった一つの優待変更の発表で233億円も減少になってしまっています。
一言コメント
今まで優待内容が良すぎただけに、「改悪もあり得るのでは?」と囁かれていましたが、悪夢が現実となった気持ちですね。
ひろぎんHDのホームページによれば2021年9月30日時点で株主数が86,604名。
優待目的で保有していた個人投資家も多くいるでしょうから、売り圧力が強まれば、まだまだ株価は下がる可能性もありますね。
「たかが優待、されど優待!!」
株主優待は企業価値も揺るがしかねないですね。