内容を信じるか信じないかは自分次第!? メーカーの張り紙を見て株を買ってみた！

子どもの時は毎日少ないお小遣いを握りしめ、駄菓子屋に行っていましたが、最近は駄菓子屋と呼べるお店がほとんどなくなり、少し寂しい感じがしますね。

私の町には駄菓子屋をランクアップしたようなお菓子スーパーみたいなお店があり、子どもの遠足などお菓子を買いたいときにたまに出かけます。

そんなお店で、先日お買い物時に、ある張り紙の山を見かけ、今週はある銘柄を仕込んでみました。

見かけた張り紙とは

見かけた張り紙はこちら。

多くの製菓メーカーの張り紙が並んでいます。

ほかにもありましたが、撮りきれず、まとまって貼ってあった6社分のみ撮影しています。

張り紙は右上から亀田製菓、三幸製菓、マスヤ、岩塚製菓、ぼんち、越後製菓から出されています。

内容はというと、2月に起こった三幸製菓の工場火災により米菓製品の出荷に影響が出ているというもの。（三幸製菓についてはお詫びの内容と工場の停止についてでした）

被害にあわれました方、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。

---

その中で、上場しているのは亀田製菓（2220）と岩塚製菓（2221）で、それぞれ張り紙の内容はこちら。

亀田製菓

岩塚製菓

業界2位の影響は大きい？

三幸製菓は米菓メーカーの業界2位で、Wikipediaによると2019年の売上高は558億円にのぼります。

米菓メーカー売上高ランキング 2019年度（上位5社）

順位	社名	所在地	売上高（億円）
1位	亀田製菓	新潟	770
2位	三幸製菓	新潟	558
3位	岩塚製菓	新潟	224
4位	もち吉	福岡	222
5位	栗山米菓	新潟	200

業界2位の三幸製菓の工場全面停止は業界内でもさすがに影響が大きかったようです。

岩塚製菓の「予想を遙かに超える注文をいただいております」の文面でも伝わってきます。（各メーカー同様の内容でした）

三幸製菓の張り紙によると、5月16日生産再開、6月1日より出荷再開（2月時点の見通し）を予定しているようで、ホームページは4月9日時点で【当社荒川工場での火災についてのお詫び】として閉鎖されたままとなっています。
※ホームページ上の案内では全面停止は3カ月程度と一般向けには公表されています。

岩塚製菓は新商品を延期

岩塚製菓は4月に発表を予定していた新商品を延期してまで増産しているようです。

購入した銘柄

三幸製菓工場停止による米菓子業界の品薄になっていることは当初報道もさられていました。

現時点では品薄は解消されている感じを受け、三幸製菓の売上がそのまま他社に分散され、単純に上乗せされるとは思いませんが･･･。

一連の流れを受けて今週購入した銘柄は亀田製菓（2220）です。

理由を簡単に述べると、
・前回の2022年3月期 第3四半期の決算は多忙になる前の2月4日に発表。
・次回は5月9日に本決算の発表予定で、数値が反映。
・数値の上振れはあっても、下振れの可能性としては少ない。
・株主優待は9月のみで、3月は配当のみだったことから株価は伸びていない。
　（岩塚製菓は3月に優待があったためあまり落ちていない）
・株主優待はいろんなお菓子が入って充実しており、家族にも好評。
※どうせ買う！（一番大きな理由です）

ということで、少なからず数値には影響するでしょうから、どうせ買うなら具体的な数値が出る前に賭けてみました！

▼亀田製菓（2220）2021年9月権利分の優待内容▼

亀田製菓の株価＆配当情報

株価	4,035円	優待の最低必要額	403,500円
年間配当	54円	配当利回り	1.33％
優待の価値	1,000円相当	優待利回り	0.24％
優待権利月	9月末	総合利回り	1.58％
優待回数/年	1回	予想PER	19.8倍
優待必要株数	100株以上	実績PBR	1.41倍

株価推移

株主優待は商品の詰合わせ

優待品は1000円ですが、充実した内容となっています。

まとめ

はっきり言って、業績にどの程度まで影響があるものか分かりませんし、三幸製菓の再開が順当で、風評リスクもなければ一時的な影響に留まるものと思います。

ただ株価は1年間かけて下がっており、底を打つタイミングはどこなのか？

9月の優待に向け、株価は上昇する可能性があるなか、株主優待のために再度購入するタイミングは4月～7月のどこかなのか？

岩塚製菓など他社は新製品を抑えてまで増産をする必要がある状況などを考えた結果、世間に数値が出る前に張り紙を信じてみることにしました。

これが吉と出るか、凶とでるか･･･張り紙の内容を信じるか信じないかは自分次第。

うまくいくと良いですね！