ストップ安は悲鳴しか出ない「かぶ太郎」です
今日は14日にストップ安となったアステナホールディングス(8095)の業況と配当・株主優待についてみていきます。
2021年11月期 本決算を発表した翌日に起こったストップ安、一体どんな決算内容だったのでしょうか。
会社情報
アステナHD(旧イワキ)は、医薬品の製造や販売、創薬支援サービスをおこなっている会社です。
持ち株会社への移行により社名が変わっています。
グループ会社である岩城製薬の開発した製品の卸販売をはじめ、国内や国外で取り扱われている医薬品原料をメーカーに供給しています。
機能性食品・化粧品の原料を取り扱うヘルス&ビューティーケア事業も行っています。
決算内容と株価推移
決算内容
【決算推移】 (単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS |
---|---|---|---|---|---|
2022年11月期予想 | 50,000 | 1,700 | 1,600 | 1,500 | 37.62 |
2021年11月期 | 72,322 | 2,283 | 2,470 | 1,771 | 47.81 |
2020年11月期 | 65,341 | 2,035 | 1,968 | 1,983 | 60.33 |
2019年11月期 | 61,647 | 2,121 | 2,318 | 1,533 | 47.01 |
2018年11月期 | 60,083 | 1,849 | 2,000 | 1,414 | 43.75 |
2017年11月期 | 57,387 | 1,571 | 1,778 | 1,241 | 37.93 |
<2021年11月期決算について>
医薬品の原薬や中間体の製造・販売を行うファインケミカル事業を中心に、医療用・一般用医薬品を手掛ける医薬事業も堅調に推移し、全体業績に寄与。
売上高723億2,200万円(前期比10.7%増)、営業利益22億8,300万円(同12.2%増)となりました。
<2022年11月期決算予想について>
2022年11月期の業績予想は、会計基準の変更を適用することから売上高が500億円、営業利益が17億円の見通し。
会計基準の変更により単純比較はできないものの、前期実績と比べ減収減益となったことから、これを嫌気した売りが出て、ストップ安となりました。
株価推移
優待内容の紹介
自社商品の化粧品(3,000円相当)などがもらえます。
【権利確定月】
11月末日(年1回)
【株主優待の内容】
①自社商品 ②その他商品 ③寄付 の中からいずれか1点を選択
100株以上 | 継続保有1年以上:①3,000円相当 ②、③1,000円相当 継続保有3年以上:①5,000円相当 ②、③2,000円相当 |
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1,000株以上 | 継続保有1年以上:①5,000円相当 ②、③2,000円相当 継続保有3年以上:①10,000円相当 ②、③3,000円相当 |
【2020年11月期 株主優待案内】
配当&利回り情報
配当状況
決算期 | 17年11月期 | 18年11月期 | 19年11月期 | 20年11月期 | 21年11月期 | 22年11月期予想 |
配当金 | 6円 | 10.5円 | 13円 | 16円 | 18円 | 18円 |
配当性向 | 15.8% | 24.0% | 27.7% | 26.5% | 37.6% | 47.8% |
配当金については、増配傾向にありました。
22年11月期については、減収の予想に対し、配当については現時点で据え置きの予想となっています。
利回り状況
株価 | 411円 | 優待の最低必要額 | 41,100円 |
年間配当 | 18円 | 配当利回り | 4.37% |
優待の価値 | 1,000円相当 | 優待利回り | 2.43% |
優待権利月 | 11月末 | 総合利回り | 6.81% |
優待回数/年 | 1回 | 予想PER | 10.9倍 |
優待必要株数 | 100株以上 | 実績PBR | 0.61倍 |
一言コメント
株価の急落により、配当利回りは4.3%超となりました。
優待を加味した総合利回りでも6.8%と高い水準となっています。
ここまで利回りが上がれば、魅力も膨らみますね。